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《ネタバレ》 あまり期待はしてなかったが、その分これは意外な拾い物。まあまあ楽しめました。
まずミステリー仕立てのシナリオがとても練られていてよくできていたということ。どこかヒッチコックを思い出させる秀逸なプロットだ。ただし、現実に即して考えるとかなり無理のある強引な展開ではあったが…。「きみたち、どうして携帯電話を使わないの?」とつっこまれたらこの話しは終わりではないか(笑)手紙とか留守番電話というのはとても映画的な小道具だけど、今や誰も手紙を書かないし、(部屋電の)留守電なんていうのももはや誰も使っていない。だからといって携帯やメールですぐに連絡がとれてしまっては映画が成立しない…。そういう苦しい事情がうかがえた。便利すぎる世の中というのはなかなか作家泣かせなものらしい。 この映画も昨今流行の「純愛もの」といっていいのだろうが、この映画における純愛というのは、本人たちはいいけど、周りの人間にとってはかなりハタ迷惑なもので、周囲の善意の人たちを皆ボロボロにするかなりすごいものだった。もう一人のリサさんは自業自得だとしても、ジョシュ君の婚約者、彼女はかわいそう過ぎるな。あ、それから親友のルーク君、彼もひどい被害者だ。なんだ、本人たち以外は全員不幸のどん底じゃないか。これでハッピーエンドといえるのか(笑) 【ウェルテル】さん 8点(2004-12-30 17:21:01)
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