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藤純子演ずる「緋牡丹のお竜」が活躍する任侠映画シリーズ第1弾。話の筋は様式化された東映任侠物の女性版というところですが、登場人物がとにかく魅力的です。まず、女心と渡世の狭間で揺れるお竜にマジ惚れてしまいます。脇では、お竜に恋心を抱き、暖かく見守る兄貴分の熊虎親分(若山富三郎)がいい味を出してますし、お竜の力強い味方、堂万一家の女親分おたか(清川虹子)も貫禄たっぷりで、この二人はシリーズのレギュラーとなります。あと本作では、コワモテの悪役イメージの山本麟一が朴訥なお竜の子分を演じていたのが印象的でした。今のご時世、本作のような義理人情ものを受け入れられる人が果たしてどれだけいるか疑問ですが、私は久々に観て新鮮にすら感じました。ただ・・・、本シリーズ最強のずっこけポイントは藤純子自ら歌うテーマ曲のメガトン級のヘタクソさ(激汗)。しかしまあ、ご愛嬌で許してやっておくんなさい。
【shakunin】さん 8点(2003-11-22 15:51:58)
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