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《ネタバレ》 う~ん…、亜流の「悪魔のいけにえ」という感じが否めないですね。序盤は出演者全員が妙にハイテンションで、ピエロの男との絡みや「殺人鬼の館」なんかもユーモラスで結構面白かったんですが、中盤以降の雰囲気の一変はどうでしょうか…。そもそも映画として、あまりにも空気が違う2場面からの構成によって、中途半端なイメージになってしまった気がします。むしろホラーにこだわるなら序盤の思わせぶりは不要。逆にコメディホラーを目指すなら、残酷な展開の果てに救いを見せてあげないと…。「悪魔のいけにえ」は、ギリギリ「こんな変態一家に捕まったら怖いな」と思わせるリアリズムがありましたが、この映画の変態一家は妙にクリーチャー化してしまって、残酷描写内でのコメディ的な台詞も全て観客からしてみれば面白さに繋がりません、言わばタダの不快映像。しかも残酷描写が別々の人物に交互に見せられ、そこにドキュメンタリー風の全く別の映像も混ざってくるので、観ていて理解に疲れる部分がありました。あまりにも過度な残酷描写の連続と笑いは繋がらないと痛感。その微妙な部分を保ってた「悪魔のいけにえ」の凄さを改めて感じる作品となりました。低予算で頑張ってますが、救いの無い作品は嫌いなので-2点です。
【まさかずきゅーぶりっく】さん [インターネット(字幕)] 3点(2006-08-18 03:42:43)(良:1票)
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