| 作品情報
レビュー情報
実の娘が、父が想像した以上のとんでもない演技をして、凄い映画になってしまった作品ですね。淡々と進むのに一時も目が離せない展開、実の親子だからこそのテンポいい会話のリズム、ベタベタしていないのに確かな愛情を感じるシーンの数々。102分の映画全編が魅力に溢れています。テイタム・オニール演じる娘が、サギや仲たがいを企んでまでしても、決して父とは認めない詐欺師の男を慕って付いてくる様には感動すらありました。ふてぶてしいし子供らしくは無いですが、根底に男に対する愛情みたいなものがしっかりあるからこそ、観ていて応援したくなる、そんな演技をテイタムはさらっとやってのけてしまいました。ダコタちゃん、ハーレイ君以上の子役がこの時代にもいたとは「キッド」以来の衝撃でした。この子の一世一代の名演技を観るだけでも価値がありますし、本当にいい映画だと思います。あのお釣りサギはここからの発想かと妙に納得してしまいました。
【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-19 18:24:37)
まさかずきゅーぶりっく さんの 最近のクチコミ・感想
|