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《ネタバレ》 こういう映画だろうなとは分かって観始めたものの、一部の主要キャスト以外が学芸会レベルの演技力かつ、全編通してのゴア描写に、中盤から既にお腹いっぱいって感じでした。初めて「キル・ビル」を観た時はやりすぎの描写も笑えたんですけど、何故かこの作品ではそこまで笑えなかったです。
腕を切断されてそこにマシンガンや武器を付けて闘う女子高生という設定は面白いし魅力的なんだけど、チープさをウリにした事で、演技面でも妥協した部分が多々観られ、コメディのような雰囲気は漂うものの、溶け込んで楽しめなかったのが残念でした(期待しすぎたかな?)。 ただ主演の八代みなせさんはとっても頑張っていました。制服姿の彼女がマシンガンをぶっ放すシルエットは最高にカッコいい。とてもミスマリンちゃんとは思えません。 ただオープニングから復讐に燃えるヒロインを見せた事で、作品を引き締めたことができた反面、弟思いの優しい姉貴という対比が最初から弱まってしまったのは残念だった。それとイジメ、拷問、指詰めの寿司、死姦…。コメディタッチという言葉では片付けられないすっごいイヤーな気分になる演出も多々あります。敵役の容赦ない悪い部分を見せるのは完全懲悪の作品にある程度必要ですけど、観終えてスッキリさせるには、もう少し抑えてもいいです。ゴア描写ってここぞという所だけで強烈に見せるほうがインパクトを残せるのですね。 穂花とヤクザの息子が顔半分切り取られ、挿げ替えて乗せられるあのラストは良かったです。ヤクザの親分はカブキパフォーマンスですね、あそこまでやらんでもいいです。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-11-23 19:02:24)(良:2票)
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