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レビュー情報
オリジナル未見。トム・ハンクスが原作を気に入り製作兼主演をする作品は地味なものが多いのですが、この作品も地味ながらとても良質な作品でした。
アメリカの良心と呼ばれるトムが偏屈な変人を演じられるか不安でしたが、そこは流石の演技力、途中から見事にイライラさせられました(笑) 若き日のオットーを演じた実子のトルーマン・ハンクスは太り過ぎとはいえ、抑えた演技で良かったですし現在に自然に繋げられました。トーマス・ニューマンもこうしたヒューマンドラマに音楽付けるのは相変わらず見事でした。 妻に先立たれた初老の男が周囲の方々との交流で徐々に希望を見出していく話自体は目新しいものではありませんが、回想交えながら悲哀と生きる希望を取り戻す主人公の描き方が丁寧で非常にステキなヒューマンドラマだと思います。 ただこの作品をコメディと位置づけるのは止めたほうが良いかもですね。クスっと笑えてもゲラゲラ笑う作品ではないので。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [映画館(字幕)] 7点(2023-03-15 23:41:52)(良:1票)
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