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《ネタバレ》 日本では1978年~2005年という、27年間にも渡ったシリーズ6作品の公開が
とうとう完遂された。 当初の1977年製作のSTAR WARS (EPISODE Ⅳ - A NEW HOPE-) から 全9作を2001年までに製作公開するという構想からは大きく予定が変更されたものの それでも6作品を27年間に渡り公開仕切ったという本シリーズは、映画界にも 類を観ない長大な大河作品となった。 内容については、技術面が進化したとはいえ、旧シリーズの勢いや、作品作りの面から 比較すると新シリーズは旧シリーズほどの魅力がなく、メガホンをルーカス自身が 取り続けたこともあり失速感が顕著だ。 それでも、この本作はそういう新シリーズにあって、おそらく一番見所のある作品と なっていると思う。 旧シリーズにつながる本作であることから、全作通して出演しているC-3POやR2-D2とは別に、旧シリーズのキャラクターが若干ここで登場してくる。 イアン・マクダーミッド扮する最高議長であったパルパティーンは、本作で銀河皇帝の 容姿を現し、旧シリーズのレギュラー、ピーター・メイヒュー扮するチューバッカも 登場。そして、アナキンから変異したダースベイダーの声は、ジェームズ・アール・ ジョーンズ。 エンディングでタトゥイーンの二つの太陽を望むオーウェンの姿は、EPISODE Ⅳの冒頭 近くにあるルークの姿とダブる。 このシーンがもっとも、心に来ると共に、最高の悲劇作品として完結する本作を、 既知のEPISODE Ⅳに完全リンクさせて希望で終わらせる役目となっている。 本作の性格上、クライマックスでカタルシスを得られない作品であることは分かっているだけに、このシーンで終わらせた判断は、最高に素晴らしいと思う。 ともあれ、長きに渡るスターウォーズの幻想はこれで終幕する。 お疲れ様でした。 【あむ】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-08-11 02:19:29)(良:1票)
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