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《ネタバレ》 荒唐無稽、大胆不敵なバイオレンスチャンバラムービーに何を言ってもしょうがないが、どれだけ主人公が強くても敵に八方囲まれてはいけないだろ。 狭い廊下に誘い込んで一人ずつ倒していくとか、まかり間違えばやられるという緊張感がなかったような気がする。 戦術的な詰めの甘さをありがちなワイヤーアクションと細かなカット割でごまかしながらだらだらと見せられてもちょっとさめた。 心底日本びいきのタラちゃんには「五輪の書」と「あずみ」(もちろん漫画の方)をオススメしたい。 ルーシーとの戦いも長すぎる。 もはや助太刀もない私怨のかかった一騎打ち。 日本の映画にオマージュを捧げてくれるのならば、あそここそは電光石火の一太刀で勝負を決めてほしかった。 一方実写のドラマにアニメーションを噛ませるという強引な力技にはやられた。 しかもそのクオリティーは極めて高く、ジャパニメーションの切れのある独特の表現力は世界的な土俵でも充分通用すると言うことをいっぷう変わった形で証明してくれたのはうれしかった。 こういう形で脚光を浴びれば、日本映画界の裾野も少しは広がるだろう。 がんばれ日本映画、捨てたモンじゃないぜ、ディスカバージャパン。
【Beretta】さん 6点(2004-04-21 00:03:19)
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