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《ネタバレ》 結末に、ただ唖然とするばかり。高級料理をコースで楽しんでいたら最後に腐ったお子様ランチが出てきたような気分。 デンゼル・ワシントンが演じるのは、心に傷を負いアルコールに頼る以外に生きる術を失った元米軍兵士ジョン・クリーシー。そんな彼が女の子に心を開いてゆく流れは圧巻。それ故、女の子が誘拐犯に殺害されたと知り、復讐の鬼と化すのは心情的に納得できる。しかし、女の子が生きてたなんて・・・、殺害シーンが無かったので、もしかしたらと嫌な予感がしてはいたが、こんな人を馬鹿にしたどんでん返しは見たことがない。愚の骨頂。女の子が生きていると知ったら、クリーシーは殺す必要の無い何人もの人を殺さなくて済んだはず。女の子の父親まで自殺に追いやってしまったではないか。誘拐犯が何の行動も起こさずに、何ヶ月(?)も女の子を監禁していたのも不自然。可愛い女の子が死ななければ、いくら悪人とはいえ大勢の人が死んでもよいのだろうか。女の子が生きていたことだけを短絡的に喜ぶ気にはとてもなれない。間違えて大勢の人を殺してしまった馬鹿な男の映画など誰が見たいと思うだろうか。
【Gang10】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-11-16 01:13:05)
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