| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 シビレル・・・ものすごく好きな映画。
それぞれのキャラが立っている、掘り起こせばグダグダになるところだが。 佐藤浩市の上目使い、竹中直人のハイテンション、本木雅弘のキレ、根津甚八の静、椎名桔平の金髪。そして永島敏行のメガネ、鶴見辰吾の首の角度、さらにビートたけしの片目、木村一八の「兄ィ~」、他にもディスコで拳銃撃っちゃうヤクザや、事務所の門番してるヤクザ、室田日出男の立ち姿、室田に付いているヤクザの風貌(メガネの人)、永島暎子の足の引きずり、などなど・・・石井映画に不可欠なナミの横山めぐみだけがちょっと変だけど、これだけで普通3時間越えちゃいそう、それが、登場してちょっと動いたりしゃべったりするだけでどんなヤツか解っちゃう、この凄さ。 オープニングクレジット文字のひしゃげ具合、エンドクレジットの縦書き文字が縦に流れる所、鋭い台詞の数々(特にたけしが銃やチャカじゃなく「てっぽう」と言うところに寒気がする)、ためらい無く引き金を引く人々、などなど・・・ 設定はバッティングセンターからディスコまでの移動でほぼ理解できる。 バブルで狂った日本が燃え尽き、さらにくすぶっていた火もパッと光って消えうせる瞬間が映像化されている、そして誰もいなくなった。 なんだか言いたい事がうまく書けないが、とにかく私には満点の映画です。 【カーヴ】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-03-24 10:42:48)(良:2票)
カーヴ さんの 最近のクチコミ・感想
|