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まるで過去何十本もの大作を撮った大監督のような老練な演出、キネマ旬報の写真で見る美しい西川美和の顔からは想像できない恐ろしさを感じる。なんなんだこの女は!
鶴瓶もそうだが他の役者の演技にも感服、すばらしい。 あらすじは知っていたが観始めて、いきなり失踪後のシーンから始まり、それでいいのかと思ったがすぐ杞憂に、前後を交互に見せながらエピソードと登場人物たちの心の葛藤を表現、共犯者にはなりたくないが否定はしていないという一番大事な部分をうまく表現していた、うまいな~という言葉を何度つぶやいただろう。 そして問題のラストシーン「ゆれる」でもそうだったが、西川監督が故意に完成度を下げているのではないだろうか、この人ならそれぐらいヤル。電車が通過するシーンから以降とてもファンタジックだった。 【カーヴ】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-02-12 10:31:27)
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