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岡田麿理
「とらドラ!」「花咲くいろは」「あの花」「ブラック★ロックシューター」「凪のあすから」 などが非常に出来の良い作品だと思っている どれもが完全なハッピーエンドを迎えず、含みを残して終わる この人、作中一旦締めた風を装ってもう一度心をえぐって来る さよ朝も一見、異世界ファンタジーの女一代記かと思ったら テーマはそこでなく ”別れの一族”という特異な運命を背負った少女を縦軸 寿命の短い人間との繋がりを横軸にして 布を織るように流れる時間を切り取ったものだろう 乳児が死を迎えるまでの1人の人生の時間を 人間とまみえない種族が人との関わりを通じて 愚かさ、虚しさ、愛(母性)などを知るというのが表 映画を見ているうちに、人類の脆弱性、凡庸さが蓄積 自分が悲しくなるというのが裏 という、非常に凝った作り この作品は映画に向いている、TVで12回より エピソードの割振りが自由に取れるからだ しかし、あの子にとっては長い人生の中で一瞬の出来事なので そこから、もうひと越えほしかった。 【カーヴ】さん [映画館(邦画)] 7点(2018-03-09 16:48:48)
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