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レビュー情報
レイ・リオッタ、ウィレム・デフォーというまさに異色の顔合わせでもわかるように、派手さはないが手堅い作りでまさに秀作という表現がふさわしい作品。更正の見込みのない正真正銘の社会病質者にレイ・リオッタ、彼を実験台にして精神をコントロールする新薬を完成させようとする科学者役にウィレム・デフォー。マッド・サイエンティスト物の流れを汲んでいながら、狂っているのがどちらなのか微妙に悟らせないキャスティングが効果を上げている。スケール感を見誤らず、シンプルな構成でタイトに見せる作りは好感度大。この手の作品は流行り過ぎてしまいもはや何が来てもさほどの目新しさはないのだが、心理劇としてもミステリとしてもそれなりの水準は満たしているし、この顔ぶれ・このストーリーに賭ける期待に値するものはきっちり返して来る。いろんな意味でブレの少ない、やるべきことをきっちりやった映画だと思います。お勧め出来ます。
【anemone】さん 9点(2005-03-27 02:56:27)(良:1票)
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