| 作品情報
レビュー情報
まさに「佳作」という評価がぴったりはまる作品。残念ながらこの年はいろいろあったんで、微妙に評価が下がりましたが、去年あたりなら年間ベスト1ぐらいと思い込んでも不思議はなかったです。ナポレオン狂というんでしょうか、自分を何か歴史上の偉人だと思い込んでしまう症状の中では、アメリカではエルビスがダントツの人気らしいですね。いくらなんでもハーベイ・カイテルがエルビスなわけないくらい誰でもわかりそうなものなのに、「ひょっとしてひょっとすると」なんて本気で疑い始めてしまうところがスゴいです。本当のところ、彼が本物なのか偽者なのかという点はあまり本題とは関係がなくて、人間は何を本物だと思いたいのかな?という話なんじゃないかと私は思います。信じたいものだけ信じればいいんだよ、というこの映画の暖かいメッセージは、お疲れ気味のハートによく響くと思います。観て良かったな、と思いますね。
【anemone】さん 8点(2003-12-13 13:44:30)
anemone さんの 最近のクチコミ・感想
|