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後にも先にも、究極の「やったもん勝ち」映画。アイデア勝負の一発芸としては、とにかく新しモノ好きな私のワクワク感を誘うだけ誘ってくれた作品。あまりにも意味深な予告編第一弾から、「観た~~~い」ムードは高まるばかり。要するに「観る」ことだけに意義がある作品なわけで、だから何だと言われればグゥの音も出ない。観る前の期待感と、観た後でああだ、こうだと謎解きをする楽しみ、ある意味ロールプレイングを楽しんでいるような妙な面白さはありましたね。映画の形を借りた一つのイベントとして充分楽しめる物ではありましたが、後々になって自宅でビデオで観て、じゃあ楽しいかと言われたら絶対に違う。誰もまだ観たことのない、思いっきり新しいモノを見知らぬ人たちで集まって楽しむ趣向で初めて価値のあるモノなわけで、映画としての価値は正直ゼロだと思います。ただし、どんなもんかがわからなければ何とも言えないと思うので、一見の価値があるとだけは言っておきたい、それだけのための6点です。正直、公開を待っていた間の期待感の方がずうっとオイシイ映画でした。でも観なかったら後悔していたと思う。この世界にポン!と飛び込める人は楽しめると思います。
【anemone】さん 6点(2003-11-30 22:04:58)(良:2票)
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