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《ネタバレ》 原作は最終話まで読んでるんですが、この映画版は未見でした。
とはいえ評判がいいのは聞いていたので楽しみにしてたんですが、いやこれはなかなか素晴らしい出来です。 映画化するにあたり一部のキャラ設定を変えあるいはキャラごと削除、イベント削除あるいはかなり変更し…と、実は原作から大きく違ってる映画なんですが、トータルで原作の空気感が(少なくともあのショッピングモールまでの空気感が)きっちりと描かれているのは、これは製作スタッフに拍手、というところでしょう。原作を大事にしてるのが観ていてびんびんに伝わってきます。 邦画のゾンビ物なんかしょぼいに決まってるだろう…という先入観が我々にはあるわけですが、この映画は見事にその先入観を打ち破ってくれてやりきってるのもお見事。 なんだよ、やればできるんじゃん! まさか邦画で海外のもの以上のゾンビ映画にお目にかかれるとは… ちなみに劇中、伊浦が駐車場でZQN化するときに、藪(小田つぐみ)に対し「セックスしよう」「嫌がってるふりしてたけどお前も喜んでたろ」みたいな事を突然言いだし、映画しか知らない人には「うわ、キモイ男」と思わせるわけですが、これ原作も読んでると、藪がZQN化するときに「伊浦〇ンポいい」と連呼するのを知ってるわけで、原作を知ってるかどうかであのシーンの解釈は違ってきたりします(笑) というか、もしこの映画の続編が作られる事になれば長澤まさみがそのセリフを言う事になるわけで、そうなるとさらなる日本映画の金字塔としての地位を確立すること間違いなしなんじゃないでしょうか。ドキドキがとまりません。 【あばれて万歳】さん [インターネット(邦画)] 8点(2018-09-01 17:27:37)(良:1票)
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