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《ネタバレ》 典型的なアメコミなんだけど他のアメコミとは違う要素があります。普通のアメコミだったら悪役は人間を襲い、ヒーローと敵対しています。ヒーローは人間を助け、悪役を倒そうと試みます。人間は悪を怖れて悪として捉え、ヒーローを自分たちを助けてくれる力を持つ善と捉えています。人間は襲われるか、救われるかのどちらかしかありません。しかし、Xーメンでは人間にとってミュータントは善でも悪でも無く、社会から排除するべきマイノリティとして捉えているのです。そして、ミュータントに怯えながらも対等に渡り合っているのです。X-メンで人間のミュータントに対する見方は、社会的マイノリティに向けられる視線と同一です。偏見と思い込みによって差別の対象になっているのです。善(ヒーロー)⇔悪(敵)だった構図がこの映画ではマジョリティ(人間)⇔マイノリティ(ミュータント)の構図になっているのが僕は気に入りました。今後、ミュータントと人間がどのように歩みよるのか、そこに注目したいと思います。
【もっち~(←にょろ)】さん 7点(2003-11-27 20:05:10)(良:2票)
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