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《ネタバレ》 どうやらこのウィング・コマンダーはアメリカでは有名なシューティング・ゲームのシリーズらしくて、それを忠実に再現した映画のようです。映画の中ではナブコムやピルグリムなどの用語が頻繁に出てくるのですが、ゲームをやったことの無い人(僕もそうでしたが)はちょっと置いてけぼりにされてしまいそうです。ストーリーはほどほど、役者の演技もなかなかなこの映画、アクションだけは誰でも楽しめる内容だったと思います。ただ、1つツッコミを入れさせていただくと、主人公の親友とその彼女が戦争中だというのにイチャイチャ&ニヤニヤしすぎです。イチャつきがエスカレートして命令違反を犯すこと2回(1回目で反省しないところがもうダメ・・・)。そして2回目には事故が起こってしまい、彼女が死んでしまいます。主人公の親友も仲間も彼女の死を嘆き悲しむですが、自業自得以外の何物でもないわけで・・・。なのに、「仲間の死を乗り越えて行こうぜ」みたいな展開になって行くところがちょっと無理がありました。僕には戦争中に最前線で戦っているにもかかわらず、恋人とイチャついて命令違反を犯して恋人を失った単なるバカップルのエピソードとしか映りませんでした。そしてこのエピソードのせいで地球が危機的状況にあるという緊迫感を削いでしまった気がします。
さてさて、これだけだとどこにでもあるB級映画のようですが、実はこの映画は「マトリックス」のネオが銃弾を避けながらのけぞるシーンで有名になったマシンガン撮影が世界で初めて使われた映画なのでちょっと驚きです。で、一見の価値があるかどうかと言われると、やっぱりそうでも無い(笑)。というのもマシンガン撮影の使われているシーンが「マトリックス」や「ソードフィッシュ」などと違ってそれほどインパクトが無いんですよ。だって使われているシーンが主人公の親友がニヤついているシーンなもんで・・・。男がニヤついているシーンで使う手法じゃないだろうに・・・。そういう風にどこかズレてる所がB級映画ならではなのかもしれませんけど。 【もっち~(←にょろ)】さん 6点(2004-09-18 14:01:45)
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