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《ネタバレ》 家の所々にある水の染み、水道管のゴゴゴゴゴという重低音、隣の家から聞こえる夫婦喧嘩の声など何気ないものを誇張して日常に潜む恐怖はそれなりに上手く描けていたと思います。大学教授のエドの妻の失踪から物語は始まりますが、訪ねてきた学生セイディがバスルームで女性の悲鳴を聞いたり、指が転がっていたり、浴槽に胎児が横たわっていたり(妻は妊娠していた)、浴槽の排水溝が詰まっていたり、家にはおかしなことが起こります。妻の不倫・夫婦の不仲からバスルームでエドが妻を殺し、体をバラバラにして流したのではないか?と推測できます。ただし薬漬けのエドには妻を殺したという記憶は全く無く、この家で一体何が起こったのかがこの映画の最大の焦点になっていたと思います。しかし、結局妻の居場所ばかりか観客が知りたいであろう真相すら明らかになりません。そういう結末は嫌いではないのですが、結局観客は何が幻覚で何が現実なのかよく分からないような作りなのが問題ですね。見ている方はエドがバタバタしているだけで、何のこっちゃ分かりませんし。監督の意図も含めて何もかもが曖昧でした。
【もっち~(←にょろ)】さん 4点(2004-03-08 03:13:58)
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