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富士山と皇居を見てから死にたいと、じん肺にむしばまれた体を押してでかけようとする父さん。この父さんは働かず文句ばかり言い、かあさんに暴力をふるう最悪な父親だが、最期に、苦しむ姿を皆に見せるよりはと病院の窓からとびおりてしまうあたりに彼なりの美学というかダンディズムがあるのだなあ、と思った。この脚本の呉念眞は大好きな脚本家のひとりです。
【ちずぺ】さん 9点(2001-09-09 00:32:59)
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