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ネオナチの話だと聞いていたし、宣伝でも怖そうな印象だったが、ホントに良い映画だった。エドワードノートンはあいかわらずうまかった。この役は彼にしかできない。ネオナチにはまり、意味もなく黒人をころしてしまった兄が、刑務所で苦労して改心し、出所後いまだに自分をカリスマ的にあがめている弟を立ち直らせようとする話。「ファシズムとは何か」というのを説明するのに、この作品をみればわかる、と答えられる作品。ファシズムとは「憎しみを個人にではなく、その属性(たとえば黒人であることとか、ユダヤ人であることとか)に帰すること」、それが筋道たててわかるようになっている秀逸のストーリーです。関係無いけど、弟役のエドワードファーロングはILOVEペッカーであり、ラストシーンでは「ペッカー殺すなよ!!」と思ってしまいました(笑)。
【ちずぺ】さん 9点(2001-09-10 18:44:03)
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