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美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみの三人娘シリーズ第1作。高校生役のひばりとチエミが修学旅行先の京都でいづみ演じる舞妓と出会い、そこから話が展開していく。今見れば確かに他愛ないストーリーではあるのだが、主演の三人がそれぞれ魅力的に描かれていて、それを見ているだけで楽しい。ラストのジェットコースターに乗って三人が歌うシーンが有名な映画だが、それよりも中盤あたりで日劇のショーを見に行った三人が自分たちが舞台に立って歌っている姿を想像するシーン(以前見たこのシリーズ別の作品では三人が見ているレビューショーの出演者を三人が二役で演じていたが、このシリーズではこういう演出が恒例なのだろうか。)のほうが印象に残り、今見るとむしろジェットコースターのシーンよりこのショーのシーンのほうが本作いちばんの見せ場のように感じる。主演の三人はまだこの時10代後半でかわいらしく、とくに雪村いづみは前にシリーズの別作品を見た時も思ったが、現代でも通用するようなスタイルの良さだ。(でも、個人的には江利チエミのほうが好み。)美空ひばりは三人の中ではやはり貫ろくがあり、とても10代とは思えないようなオーラを放っているが、それでもこの映画ではかわいいと思えるから不思議だ。「大当り三色娘」を見た時は三人で歌うシーンで彼女のパートだけこぶしが利いていて違和感を感じたのだが、この映画ではそれもあまり感じなかった。このシリーズで見ていないのはあと1本、「ロマンス娘」も近いうちに見てみよう。
【イニシャルK】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-08-12 10:38:15)
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