リング(1998) の イニシャルK さんのクチコミ・感想

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リング(1998) の イニシャルK さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 リング(1998)
製作国
上映時間95分
劇場公開日 1998-01-31
ジャンルホラー,サスペンス,シリーズもの,ミステリー,小説の映画化,オカルト映画
レビュー情報
《ネタバレ》 ホラー映画では古風な呪いというジャンルと近代的な機械であるビデオテープという組み合わせのギャップが面白く、そのアイデアは今見てもよく思いついたと感じるものの、やはり今となってはVHSビデオというものが過去のものになっているせいか、どうしても古さを感じてしまうのだが、同時にビデオテープ自体に懐かしさを感じてしまい、見ていてついなにか郷愁に浸ってしまった。まあそんなことは置いておいて、脅かし系のホラー映画というのは確かにそうなのだが、それよりも話としては呪いのビデオの謎をめぐるミステリーとなっていて、呪いのビデオを見てしまった浅川玲子(松嶋菜々子)と高山竜司(真田広之)の二人がその謎を追っていくというのが主軸。この部分が普通にミステリーとして楽しめるものになっていて、最後まで飽きずに見ることが出来た。今ではすっかりイベントでもよく見かけ、ネタキャラ化もしている貞子の初登場となる映画なのだが、クライマックスの登場シーンはちゃんと怖く演出されているのが良い。(でも、井戸から出てきてテレビ画面を乗り越えるところは笑ってしまった。)でもやっぱり本作でのいちばん怖さを感じるのはラストシーン、ビデオを見てしまった息子を助けるためにダビングしたテープとデッキを持って実家へと車を走らせる怜子の姿に恐怖と戦慄を覚えずにはいられないし、そこに流れる子供の話し声もたまらない。このラストシーンがあるからこそ本作は強烈な印象を残すものになっているし、最後の最後に人間の怖さを見せることによってホラー映画としての深みが増しているように思う。冒頭の智子(竹内結子)と雅美(佐藤仁美)のシーンもホラー映画らしい独特さがあってこれから何か起きるという雰囲気がよく出てて良い。ちなみに本作を昔初めて見たのは地上波のテレビ放送だったのだが、やっぱり一度はVHSビデオソフトで見たかった映画だなあと今になって思ったりもした。(2025年2月10日更新)
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2005-05-02 17:37:54)
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