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《ネタバレ》 スパイものらしいハラハラドキドキ感は今ひとつながら、地に足がついた安定感があります。無理な設定や異次元なハイテク機器が登場しないところも好感が持てます。トム・クルーズにはぜひ見習ってほしいところ。大統領選をめぐって韓国与党と金正日が連携していたというのも面白い。どこまでが本当かは知りませんが、あり得ない話ではないかなと。
それはともかく、北朝鮮が登場する韓流映画はいろいろありますが、たいていパターンは一緒のような気がします。国家としては対立しているものの、人レベルでは友情とか愛情とかが芽生えて葛藤したり共闘したり。そしてけっして優劣の決着はつけません。相手が日本だとコテンパンに叩いたりするわけですが。ここには願望が少なからず込められているのでしょう。 で、この作品でも終盤に双方が「祖国のために」などというセリフを吐くわけですが、これはそれぞれの国ではなく、いつか実現してほしい統一朝鮮のことを指しているのかなと。昨今の状況を鑑みるに、まあ当面無理でしょうけど。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 7点(2025-02-26 02:55:33)
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