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《ネタバレ》 周りを固める人たちの人物像の描き方が希薄だと感じた。それによって、誰にも助けてもらえないという緊迫感を表現するつもりだったのかもしれないが、ルビーには、助けを求める時間が沢山あったはずだとしか思えない。だが、警察に駆け込んでも相手にしてもらえないといったシーンを入れてしまえば、ありきたりな作品になったことだろう。で、それを避けるために、人質代わりの弟の存在が必要になったのではないか? 最初に戻して、人物像に関して。ラストで、母親の弟に引き取られていくシーンで終わるのだが、母親とその弟は、10年間も音信不通だったのではないのか? ルビーが、その理由を問いただした時、その弟は、ひじょーに曖昧な答え方をした。それでもハッピーエンドなのだろうか?それとも、叔父の家でも、ルビーたちには新たな恐怖が待っているという思わせぶりな演出だったのだろうか? どっちにしても、詰めが甘いだろう。…ってことで、この作品は、新進女優をどんどん売っていくための作品であり(ヘレン・ハントとダブるけど、若い役者さんとしては、なかなかだと思う)、そのために、円熟した俳優人が脇を固めてあげてる作品ってことで、紹介するのはいかがでしょうか(お勧めはしませんが)。
【日雀】さん 5点(2004-06-14 21:58:44)
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