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こういう入れ替わりの映画って、いかに、入れ替わったのを本物に見せるかがポイントだと思う。尾身としのりと小林さとみの入れ替わりは違和感が無かったが、この作品のは…カーティスの演技力に圧倒されてしまい、入れ替わり前後(特に後)のローハンの存在自体がかすんでしまったような気がする。ローハンは、落ち着いた大人な女性を演じなければならなかったので、その分、分が悪いという言い訳が成立するだろうが。とにかく、そのせいで、ローハンの女優としての存在感が半減し、入れ替わった物語上のママの存在感も半減したと言いたい。その結果、「お互いを理解し合う」のを表現するのが、中途半端に終わるんじゃないかと思ったのだが、最後は、中年女の大舞台を利用することで、上手くまとめ上げたと思う。あの大舞台が無ければどうなったか…と意地悪なことを考えたりもするが、カーティスのノリノリ演技が、全てを相殺してくれた。…このテの軽い作品には、演技力の突出した役者を使えば、何とかなるのかもしれない、なんてことも思った。映画としては6点だが、カーティスの健在ぶりをしらしめたいので7点。
【日雀】さん 7点(2005-01-16 09:30:45)
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