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《ネタバレ》 こんなこと絶対ない!と思いながらも、なぜか腹が立たない。もしかしてこれは聖書の一節のような、寓話めいた世界なのではないかしら、と思ったからだ。お父さんに「彼女を愛してしまった」と告白するシーンから、おや、これはサスペンスではないのだな…と思いはじめる。翻訳によるのかもしれないけれど、ふつう「彼女に恋をしてしまった」でしょうが! そして教会で父と再会するシーン。要職にありながら、その顔に泥をぬるような行為をした息子と彼女に「でも息子はあなたを愛しているんです」って、こんな父親いますかね。寛容すぎる!まるで聖人じゃないですか。そして無言ののち「愛してる」と答える彼女。場所が教会だけに、父親は2人のひっそりとした結婚式を司る神父様のようだ。そして「ヘブン」への新婚旅行に旅立つ2人…はたして神様は十字架を背負ったふたりに「許し」をあたえたのでしょうか?それがわかりません。
【ETNA】さん 7点(2004-09-06 16:41:39)
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