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骨のあるいい映画だった。どう考えても存続できそうにない地方楽団が、自ら演じる音楽に助けられながらなんとか歩き続ける姿を映している。やたらに感動の涙やとってつけた団結みたいなものは使わず、金銭的な問題や田舎にいることで感じる焦燥感、団員同士の争いはリアリティたっぷりだった。そして、音楽ってすごいな、やっぱりいいな、と純粋に感じられるシーンは心を救われるような思いがした。さすがに木こりか炭焼きというのはひどいけど、この時代はその発想も仕方なかったのかも。
【のはら】さん [地上波(邦画)] 7点(2011-12-29 22:26:40)
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