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《ネタバレ》 実在する作家の激動の人生を扱った割には、映像や音楽の美しさのせいからか、優しい光を放っている映画だと思った。主演ハビエル・バルデムが2時間の独壇場、「生きる証」として迫害、逃亡の中執筆を止めず戦う姿や、エイズの発病で影の落ちた姿を熱演。彼の持つ優しく寂しげな雰囲気が大変素晴らしい。話の流れを追うというよりも、彼をずっと見守っていたような感じだった。今後出演作を見続けていきたいな、と、映画を見る楽しみを増やしてくれた。ジョニー・デップやマルティネスをアクセントとして使っているのも上手だった。観ながら涙を流すことはなかったが、思い起こすと何かじんわりと胸に迫る、静かながら力がこもった秀逸な作品。
【のはら】さん 8点(2004-07-11 02:37:55)
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