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《ネタバレ》 なんだか難しい映画を見てしまった。殆ど表情を変えることの無いヒロイン、モーヴァンを演じるサマンサ・モートンは、今までいくつか見た彼女の出る映画の中では一番不細工に見えた。ただ、どういうわけか目が強く印象に残っている。物語の説明もしづらい。カメラは最初から最後までずっと彼女を追う。彼女の見るもの、聞くものをこちらに送ってよこし、淡々と時間が過ぎる。きっと、彼女の起こす次の行動なんて、たいした意味は無いのだ。とにかく静かに彼女の行動を追った映像が続く。途中「虫が好き」という発言がある。確かに、いつもつるんでいる女友達より、泥にもぐるミミズや手を這うアリに接する態度の方が生身の人間を感じた。普通この手の映画は苦手で、かなり疲れるのになんだか嫌悪感も沸いてこない。サマンサの力だろうか。評価は5点で折り合いを付けたい。2度見ることは無いかもしれないが、偶然その機会があったら見入ってしまいそうな…不思議な感覚を残した映画。
【のはら】さん 5点(2004-02-23 02:08:20)
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