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全ての男共は野生に餓えていた。そして、何かを壊したがっていた。
存在する総てを。築いてきたものを。 そして己自身をも。 只一人、それさえも利用し、己を破壊するための目的として蔑む奴がいる。 それは、俺なのか、奴なのか、 答えは己を破壊したときに解るだろう。 そして、俺は目を、見開いた。 その答えを、俺のものとするために。 全編に渡り、二人の男の壮絶な生き様が展開されていく、 これは男のドキュメント・ムービーといっても過言はないだろう。 絶えず主人公の視点から指示される演出と構図。 逃げ惑う自身の影をあざ笑い、そして奮い立たせる男。 自身からの脱出。一歩先を行く男。 これは男を破壊するに足る、十分な映画だ。 【sherlock】さん 9点(2004-09-16 03:35:40)
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