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侍とか武士道を真剣にテーマにした日本の娯楽映画がどれだけあったのだろうか。近世から近代に移る時代、現代から見ればもっとも重要な時代である明治時代初期を物語にした日本映画がどれだけあったのだろうか。今年のNHK大河ドラマ「新撰組」のキャッチコピーで「最後のサムライ」と言っているのを見たとき情けなくなった。この映画は、ラストの合戦における侍側の突入の動機に説得力不足を感じたり、政府軍側に魅力的なキャラクターが欠けるといった不満はあるが、侍をテーマにまじめにこの映画を作ろうとした姿勢と、エンタテイメントとしての面白さを評価したい。加えて、トムクルーズの殺陣が形になっていたこと、凛としていた小雪さん、シルエットがカッコ良かった福本さん、吹き出しそうになりながら「鼻」と言っていた小僧に拍手。トム、渡辺、真田、小雪、福本さんで「ミッションインポッシブル3」作ってくれないかなあ。今度は、渡辺さんを悪役にして。
【tawara】さん 8点(2004-01-15 00:38:05)
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