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娘の痛みを振り切ろうと事業を再開し、実の息子のようにジョーと交流を交わすダスティン・ホフマンの演技がとても切ない。意味のない形だけの気遣いを嫌いながら、温かい人柄を消すことなくその妻を演じたスーザン・サランドン。ジョーが真実と向かい合い言葉に出していくシーンでも、それを後押しするような優しさと強さを無言のまま演じきります。すごい。
出演には書いていないけど、ジョーが心を開いていく女性パーティを演じるエレン・ポンペオは一緒にいて欲しくなるような雰囲気があっていいです。これからちょっと注目しよう。 検事役としてホリー・ハンターも出演してますが、相変わらずキレイですね、この人。 キャスティングは監督自身こだわりを持っていたようですけど、自然と受け入れてしまいました。拍手。 強烈なアピールはないんだけど、現実を見つめるのは勇気がいることで、知らないうちに現実から目をそらしていることがある、そんなことに気がつける結構いい映画です。 ローリング・ストーンズ、デヴィット・ボウイ、ボブ・ディランなどなど、70年代の名曲が満載のサウンドも必聴。 【TEN】さん 6点(2004-01-23 16:36:39)
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