喜劇 初詣列車 の 放浪紳士チャーリー さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > キ行
 > 喜劇 初詣列車
 > 放浪紳士チャーリーさんのレビュー
喜劇 初詣列車 の 放浪紳士チャーリー さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 喜劇 初詣列車
製作国
上映時間91分
劇場公開日 1968-01-03
ジャンルドラマ,コメディ,シリーズもの
レビュー情報
《ネタバレ》 東映「喜劇列車シリーズ」三部作最終作との事だが、有終の美を飾るという訳にはいかず、残念ながらこれが一番ツマラナイ。私見ではこの三部作では、四国の観光的要素もふんだんに組込まれた「団体旅行」が最上。Wikiによると、この映画の後、更に続編が作られる予定があったとのことだが、佐久間良子さんと製作会社東映との間で、作品の内容に関していざこざがあり、結局渥美さんも続編から降りてしまったとの事。お正月にこの作品が公開された1968年といえば、長寿シリーズ「男はつらいよ」が夏からスタートした記念すべき年(フジテレビドラマ版)この気勢が上がらない最終作を観る限りでは、ここで打ち止めにしておいて結果的には良かったと思われる。本筋のヒロインの弟探しエピソードがどうにもこうにも締まらず、興が全く乗らない点、プラス、渥美さんには「守りに入った」妻帯者役はやはり似合わない。「団体旅行」が面白かったのは、寅さんと同じ独身で「攻めの芝居」で押し通していたから。佐久間良子も前二作の方が、キャラクター的にも魅力があった。佐久間さんには、寅さんシリーズでもマドンナ役として登板してもらいたかったなあ・・・。初代マドンナ光本幸子、「望郷編」長山藍子に次ぐ、寅さんの悲哀がより際立つ、無意識無自覚残酷マドンナにこの頃の佐久間さんならぴったりだったと思う。
放浪紳士チャーリーさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2024-08-25 18:13:38)(良:1票)
放浪紳士チャーリー さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-09-17空気の無くなる日6レビュー5.50点
2024-08-25喜劇 初詣列車5レビュー6.00点
2024-08-21夜と霧7レビュー7.13点
2024-08-18太陽がいっぱい9レビュー8.00点
2024-08-13テオレマ8レビュー7.84点
2024-07-28美しき小さな浜辺7レビュー6.66点
2024-07-26地の果てを行く8レビュー7.00点
2024-07-23アパートの鍵貸します8レビュー8.02点
2024-05-13好人好日5レビュー6.00点
2024-05-11ラ・ブーム27レビュー6.40点
喜劇 初詣列車のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS