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《ネタバレ》 期待にたがわぬ快作。ほぼ白紙の状態で鑑賞に臨みました。ポスターからは「ヤッタ-マン風アメコミ廉価B級映画??」の匂いがプンプンと。クライマックスの本丸襲撃シーン、某有名ウエスタンのテーマ(←口笛のヤツね)が流れてきた瞬間、ああ、この映画って、かつての正統派西部劇へのリスペクト&バリエーション作品なんだって自分は確信しました。そう考えたら、ケイジが早撃ちのガンマンに思えてきたから不思議。妻を理不尽に殺された、復讐に燃える元保安官(ビッグ・ダディ=ケイジ)が、有能な保安官助手(愛娘ヒット・ガール嬢)と、ヘナチョコ見習い(キック・アス君)の力を借り、街を牛耳る悪党どもを殲滅しようとする。ところが自らが罠に落ち・・・っていう、西部劇ならよくある定石的な筋書き。ヘナチョコ見習いのキック・アス君の人間的成長もきちんと描かれているし、最後まで観客を飽きさせないサービス精神も極めて旺盛。こうやってアメリカ映画伝統の西部劇スピリッツは、ジャンルを変えながらも、綿々と引き継がれていくものなんだなあ・・・。前半、流血バイオレンス描写が必要以上にちとくどく感じたのと、キック・アス君とレッド・ミスト君の微かな友情(?)の芽生えの経過を、もう少し突っ込んで描いてくれてたら(←続編に期待?)8点呈上したかも。自分は虚弱体質ゆえ、この点数止まりでお許し願いたい。そう!男たるもの、無理して「みんなのヒーロー」になる必要なんか全くないんですよね。たった一人の、守るべき人のヒーローになれるんならそれで万事OK!♪でもヒーローになりたい~ ただ一人 君にとっての 躓いたり転んだりするようなら そっと手を差し伸べるよ・・・♪(←ミスチル「HERO」)この映画を観てからというもの、この曲がガンガンエンドレスで頭ん中を流れてきて困っています。どなたか、俺とカラオケで一緒に熱唱しませんか?(笑)
【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-01-16 21:57:51)(笑:2票)
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