キー・ラーゴ の 放浪紳士チャーリー さんのクチコミ・感想

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キー・ラーゴ の 放浪紳士チャーリー さんのクチコミ・感想
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《ネタバレ》 ジョン・ヒューストン監督は同年に「黄金」(7点)も監督、アカデミー監督賞を獲得されてますが、この作品で示した力量も加味されての受賞だったんではないかと推測されます。自分はたまたま今回、この二作品を連続して鑑賞しましたが、映画史的には高評価の「黄金」よりもこちらの方が数等面白かった。なんといってもボガートとバコールの見栄えがするツーショットがまず最高。自分、ボガートという俳優さん、それほど好きではないのですが、仏頂面した彼が冴え冴えとしたクールな美貌のバコールの傍に寄り添うだけで、一幅の画になることこの上ない。ストーリー的にまだ何も起きてなくても「何かがこれから起こりそうな」危険で不穏な雰囲気が画面上からムンムンと立ちこめてきます。このお二人が、当時「ハードボイルドカップル」と形容されていた事もむべなるかな。車椅子のホテル主人、戦死した息子の未亡人、友人の退役軍人、ギャングの親分、手下たち、その情婦と、人物配置も舞台の映画化だけあって的確。ただ、終盤の海上に出てからの銃撃戦が割とありきたりなのが惜しい。ホテル内だけでラストまで解決させれば、より纏まりが良かったと思われ、そこが気になった為減点。実はチキンなギャングの親分役、エドワード・G・ロビンソンって誰かに似てるって思いながら観てたら、今期の朝ドラに出てる元芸人の「ほっしゃん」さんにお顔の造作が似てるんだな、ああ、ようやく思い出せてスッキリ。ジョン・ヒューストン監督の自伝「王になろうとした男」を読むと、製作当時ワーナーとの契約等の難事にぶつかりつつも、心身共に意気揚々として真摯に映画製作に向き合っていた様子が伝わってきます。クラシック映画ファンの方なら是非ご一読を!(追記)日本語副題の「殺人ホテル」っていうのは、テレビ放映された時かリバイバル公開された時のものでしょうか?一体、どっからこんなしょーもないタイトルを。ま、粗筋だけ読めば間違いではないけど・・・。せめてハッタリでも効かせて「キー・ラーゴ~ハリケーンに閉じ込められた恐怖の一夜!立ち上がれ、漢・ボギー!~」とか←更にしょーもない
放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 8点(2021-03-15 09:22:32)
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投稿日付邦題コメント平均点
2025-03-20細雪(1959)7レビュー7.00点
2025-03-17若草物語(1964)6レビュー5.77点
2024-11-30頭上の敵機7レビュー6.88点
2024-11-2180日間世界一周7レビュー6.63点
2024-11-19花の降る午後4レビュー4.33点
2024-11-17悪の花園6レビュー5.87点
2024-11-16ワーロック(1959)7レビュー6.20点
2024-11-08プライベイトスクール3レビュー4.50点
2024-11-04快盗ルビイ7レビュー6.34点
2024-11-03ナチュラル8レビュー6.45点
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