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現在公開中の「フラガール」鑑賞後、自分はふとこの映画の事を思い出してました。総体的な作劇や人物配置がよく似てるなあって。そういえば古今東西、炭鉱や鉄鋼地場産業を舞台にした映画ってハズレって殆どないですよね。「わが谷は緑なりき」「遠い空の向こうに」「リトルダンサー」・・・自分未見ですが「プラス!」って映画もここでの評価高いし。思うに斜陽産業の町を舞台にしてる事で、そこからの脱出を図る人、あるいはそこに残って何らかの活性化を図って町おこしに賭ける人、現状に流されていくだけの人間との間に巻き起こる葛藤がドラマとして成立しやすいんでしょう、多分。今年の日本映画の収穫作「フラガール」は決して一連の映画群の二番煎じではないと思います。新しく誕生した炭鉱映画ジャンルものの優れた一本。ただ外国人にそこまで深く理解してもらえるかは、はなはだ疑問ですが。それにしてもこの映画のロバート・カーライル、良かったですね~。
【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-10-15 16:00:50)
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