華麗なる週末 の 放浪紳士チャーリー さんのクチコミ・感想

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華麗なる週末 の 放浪紳士チャーリー さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 華麗なる週末
製作国
上映時間108分
劇場公開日 1969-12-20
ジャンルドラマ,小説の映画化,ロードムービー
レビュー情報
《ネタバレ》 先に原作を読んで、その映画化を鑑賞するっていうのは自分はよくある事だけど、映画を観た後でこれって原作だとどういう事になってるんだろう?と、久しぶりに原作も読んでみたくなった映画。後に『黄昏』で、ニューイングランド州の湖水風景を堪能させてくれたマーク・ライデル監督、ここでもミシシッピー州の緑したたる沼地の風景や道路脇の草花の何気ない描写が、登場人物の心の動きとリンクして良く捉えられている。そういう意味では、風水物を「いとをかし」と愛でる、ニッポン人好みの演出家なのかな、と。よくわからなかったのが、マックィ―ン扮するブーンとその相棒ネッド君は、普段一体どんな生活しているのかっていう事。「ボス」と畏れて呼ぶ少年の祖父がいるからには、二人ともその雇人らしいが、車を洗車している以外仕事している様子が一切描かれない。ネッド君は馬房担当?なのかな、後半での活躍から見ると。旅する途中で、その辺りが明らかになっていく展開なのかと思ってたら、あっけなく目的地の娼家にご到着しちゃうし。同行11歳少年も、もともと物質的にも家庭的にも恵まれた伸び伸び育った環境だから「華麗なる週末」を終えてのキモチの変化がイマイチ読みづらい。何かひとつでも「枷」を与えてあげた方が良かったかも。メインテーマは『スタンド・バイ・ミー』に連なる少年から大人の男への成長儀礼なんだろうけど、それにしては設定自体少々弱いような。原作『自動車泥棒』を読めば、そのモヤモヤがスッキリするんかなあ・・・。でも映画全体に漂う懐古的な雰囲気は好きだし、マックィーンがこういう役を演じても、やっぱり惚れ惚れするほどカッコいいんでこの点数。
放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 7点(2022-08-09 21:48:45)
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投稿日付邦題コメント平均点
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2024-01-09マックィーンの絶対の危機(ピンチ)6レビュー5.47点
2024-01-08老人と海(1958)6レビュー5.94点
2024-01-07ティーン・ウルフ5レビュー6.58点
2024-01-06サンダーボルト(1974)7レビュー6.51点
2024-01-06妻(1953)7レビュー7.20点
2024-01-04不死身の保安官8レビュー7.57点
2023-08-28無頼の谷6レビュー6.66点
2023-08-27ミッドナイトクロス6レビュー6.73点
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