グレン・ミラー物語 の 放浪紳士チャーリー さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ク行
 > グレン・ミラー物語
 > 放浪紳士チャーリーさんのレビュー
グレン・ミラー物語 の 放浪紳士チャーリー さんのクチコミ・感想
作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 功成り名を遂げた人物の伝記映画として、ごくオーソドックス且つウェルメイドな作品だと思います。楽曲の挿入方も実に的を射た場面で流され申し分ない。脚本の要所要所での「省略方」も巧い。首の後ろをさする仕草の伏線も効いている。でも、何よりこの映画の魅力を二割増し三割増しにしているのは、『甦る熱球』(8点)以来の、ジェームズ・スチュアート&ジューン・アリスンコンビの、呼吸の合った素敵な夫婦っぷり。このお二人が揃って画面に登場すると、もはや役を演じているように見えない。これってホント凄い事だと思う。小柄な彼女がノッポの彼を、顎を上げじっと見上げるシーンだけで、一幅の絵になるというか、特に悲しいシーンでもないのに、自分は眼がウルウルしてくる。何故だろう・・・不思議。主演作が数多いJ・スチュアートと、特にお似合いだった相手役は誰だったんかなあと、ふと考えてみた。私見では、ジーン・アーサー(スミス都へ行く、我が家の楽園)ドナ・リード(素晴らしき哉、人生!)そして栄えあるナンバーワンは、誰がなんと言おうとこのJ・アリスン!このお三方ではないかと勝手に決めてみる。異論は大いに結構。決してグレース・ケリーやキム・ノヴァクではなく(映画としての評価は別)彼女たちの共通点は、揃ってアメリカの女優にしては小柄な事、ハスキー寄りの変わったヘンな声質の持ち主だという事。今一本、同監督作『戦略空軍命令』というコンビ最終作があるようなので、これも機会があれば近々鑑賞してみたい。♪ブギウギだけが俺のララバイいい夢みるぜ~ピカピカのパラダイス~キラキラのパラダイス~♪←『瀬戸内少年野球団』テーマ曲「イン・ザ・ムード」より。結構好き。
放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 9点(2022-07-26 22:46:06)
放浪紳士チャーリー さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-11-30頭上の敵機7レビュー6.88点
2024-11-2180日間世界一周7レビュー6.63点
2024-11-19花の降る午後4レビュー4.33点
2024-11-17悪の花園6レビュー5.87点
2024-11-16ワーロック(1959)7レビュー6.20点
2024-11-08プライベイトスクール3レビュー4.50点
2024-11-04快盗ルビイ7レビュー6.34点
2024-11-03ナチュラル8レビュー6.45点
2024-11-02地球の静止する日7レビュー6.74点
2024-10-26映画に愛をこめて/アメリカの夜8レビュー7.61点
グレン・ミラー物語のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS