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先日惜しくも亡くなられましたが、この映画は若き日の三國連太郎さんの怪優っぷりを堪能する映画です。当時のイケメン代表格、鶴田浩二、佐田啓二お二人とも、この三國氏のどうにもこうにも枠に収まらないハチャメチャな悪達者ぶりに、影がまるで薄くなってしまっています。特に良い意味でアクのない端正な二枚目の佐田氏なんぞ、えっ、どこに出てたっけ?ってなくらい、まるで存在感ナシ。上記お二人のみならず、名バイブレイヤーの男優さん含め、居並ぶお綺麗な女優さんの存在までも、あの独特なマスクと濃ゆい演技で映画をかっさらってしまった感があります。いやあ、恐るべき役者さんだったんですねぇ・・・。ちなみに、自分が三國さんを意識したのは、これも先日亡くなられた夏八木勲さんと同じで、角川映画の、健さんを恫喝するシーンが怖い「野性の証明」や、太っちょ=「セーラー服と機関銃」あたりからでした。角川映画って当時ずいぶん叩かれてたけど、良い役者起用してたんだよなあ・・・。自分が小中学生の頃活躍していた役者がホントどんどん亡くなられていくっていうのは・・・やっぱなんか寂しいもんですよね。
【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-06-01 19:41:58)
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