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とても興味深い映画。女性の視点から見たコメディということで、出てくる女性は男の理想とは全くかけ離れた人たち。その代わり登場する男性はハンサム=性格がいい、ブサイク=ただのスケベ、というまるで血の通ってない設定。女性の本音らしきものは下品な発言も含めて出てくるものの、そもそも下品な冗談というのはシャイな心理から出るもので、その向こう側にある弱くてカッコ悪い女性の本心は数秒しか見られない。正直さで言えばブリッジット・ジョーンズに遠く及ばない。しかし本物の本音を上辺のジョークで必死に隠し、他人に見せても良い余所行きの本音をだらだら並べ立てて現実の自分から逃げ続けるプライドの高さと卑怯なところは、この映画自体の性別が正しく女性であるとはっきり証明している。そういう意味でとても興味深い映画かと思う。
【ラーション】さん 6点(2004-12-11 03:35:24)(良:1票)
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