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一作目と趣向を変えて、前回敵でしたけど、今回は‘味方になりました’みたいな作品で、J・キャメロン監督に制約(一作目には確実にあった)をなくして作らせると、さすがに完成度の高い作品が出来上がる。ジョンが感情のないターミネーターに「人を殺すのはよせ。命の尊さをわかってないんだな。人は傷つくし恐怖も感じる。それを学ばなきゃ。」と人間の感情を教えようとするシーンは、テクノロジーと人間性を融合させたいというキャメロン監督のメッセージが聞こえてくるようだ。ただ、どうしても僕が本作に感情移入できない点が3つある。①サラが一作目の時より、明らかに飛躍的に強くなりすぎである。②ターミネーターが喋り過ぎである。③どうしても、T-1000よりもシュワ氏の方が強そうに見える。シュワ氏よりも強いT-1000役は曙あたりが個人的にはいいと思うのだが・・・。最後に、ほぼ完璧に見えるSFXだが、ラストシーンで転倒したタンクローリーからターミネーターが飛び降りる瞬間にターミネーターを吊っているワイヤーがはっきりと見えている。普段「テクノロジーはアートだ。」と語るキャメロン監督らしからぬ痛恨のミス・ショットである。ちなみに、特別編では、きちんと修正されている。
【Fatman】さん 5点(2004-02-08 16:15:22)
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