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映画『ディア・ハンター』ちなみに『DEAR HUNTER』ではない。確かに名作の雰囲気を持っている気はするが、果たして“おもしろかったか?”と思うと疑問である。まず、前半のヴェトナムに出征するまでが長すぎてかったるい。舞台はアメリカの平和な田舎町に住む平凡な青年たちの話のはずだが、出演者が演技派揃いなため、とても平凡な青年には見えない。特に、デ・ニーロの何か賞でもねらっているような演技はちょっと力が入りすぎていて只者とは思えない。これでは、とても、感情移入できやしない。もっと、抑えた演技でも良かったのではないかと思う。そこで、感情移入できるぴったりの人物がいる。ニックだ。しかし、マイクルが「お前(ニック)の婚約者には手を出してしまったが、お前は親友なので迎えにきた。さぁ、いっしょに帰ろう!」と言って来るわけだが、ニックの気持ちになると複雑である。次に、ロシアン・ルーレットのシーンではマイクルが「3発でやる。」と言っているが、仮にあの銃が6発装填式だとすると、弾の出る確立は2分の1で、しかも、良いのか、悪いのか毎回シヤッフルをしている。もの凄いことである。
【Fatman】さん 5点(2003-07-14 19:52:33)(笑:1票)
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