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これは分類がホラーになってるので、ホラー映画かな。実際の事件をベースにしているということなので、興味本位で観ましたが、ちゃんと架空の映画でした。役者陣は、みなさん、おっしゃるとおり、すごい迫力です。ほんまもんに見えます。実際のサイコパスもでんでんみたいなもんかもしれません。平気で人を殺し、死体でちゃらけて、異常なんだけど、まともそーなこともちゃんという(いや、これは映画だから監督が言いたいことをしゃべらせてるのかもしれませんが)。誰にも共感はできません。主人公もどっかおかしいのに気づくと、恐怖感は途中で麻痺してしまいました。ただ長い映画ですが、正直、退屈はしませんでした。迫力負けしちゃいましたので。映画を見終わったあとには、すごい脱力感。今の平和な日常に感謝。やっぱホラー映画かな。<追記>その後、もとになった本「共犯者」を読みました。実際にあった愛犬家殺人事件の共犯者が書いた実際にあったことを書いたノンフィクションです。いやー、この映画、実際の事件の再現度がかなり高い。この映画のまんまでした。特にでんでんの役はセリフも含め、本当にこんな感じだったんですね。共犯者はこの映画ではもちろん吹越満演じる主役のキャラに相当しますが、そちらも結構、キャラ的には事実に近い感じがします。もちろん、最初にでんでんに出会うとこや、家族構成、後半はこの映画のフィクションですが、事件そのものに遭遇している箇所は事実と同じ感じでした。「透明のボディー」ってフレーズは、普通の感覚では出てこないのに、実際の犯人が映画のように使ってるなんて、やっぱ現実って怖いわ。
【なにわ君】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-05-15 15:22:44)(良:1票)
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