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レビュー情報
《ネタバレ》 似たような映画に「テラー・トレイン」とゆうものがありますが、あちらが、どちらかとゆーとまだ現実世界でもありそうな物語に対し、こちらはクライヴ・バーカー原作とゆうことで、完全なダークファンタジー的な作品になっております。だからニューヨークの地下で殺人列車が平然と走ってること自体ありえない事ですが、そこはクトゥルフ神話的みたいな事になってるわけです。前半の人間ドラマが若干、退屈です。長いわりには、なぜ登場人物たちが、そんな行動をとるのかイマイチ説得力にかけてる感じがするので。ただ中盤からは結構楽しく観れました。ハンマーでぶっ叩かれた人肉破壊表現の数々を筆頭に、クライマックスの列車内で人々がつり革のようにぶら下げられた舞台での死闘などシュールな映像が結構オモシロ怖かったですね。真相も好きな部類です。あの地下世界をもっとじっくり描いてくれていたら、もっと面白かったかもしれません。ちなみに原作では、ダラダラした人間ドラマが少ないぶん、映画よりもテンポがいいです。この原作のクライヴ・バーカーの血の本シリーズは、他にも奇想天外でグログロのホラー短編がいくつものっていて、僕は好きです。いくつかが映画化されていますが、この映画が起爆剤になった作品もいくつかあります。僕は「丘に、街が」などは映像化すれば、進撃の巨人をしのぐほどの巨人映画になるんじゃないかと、ちょっと思っています。
【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-07-29 23:41:31)(良:1票)
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