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アメリカではなにやら怖いと評判の話題のホラー。でも、ちょっと期待しすぎちゃったかな。恐らく、何も知らずに、深夜、たまたま観たら、それなりに怖かったかも。構えちゃったぶん、怖いとこも、ちょこちょこあったけど、それよりも、なんかモヤモヤしちゃって。ただみょーな不安感は常にあったかな。で、なんでモヤモヤしたかとゆーと、この映画、普通のよくあるホラーの形式とはちょっと違っていて、演出や撮り方とか、ストーリー運びとか、かなりクセがありまして。どっかキューブリック的な感じもしました。例えば、主役の女の子のオカーサンがいるはずなんだけど、後ろ姿がチラッと映っただけで、家で色んな騒ぎが起こっても、全然出てこない。大人はあえて描かないとか、おとーさんは写真だけで、どーなってるのか全く説明しないとか。あの友人グループの関係性もよくわかんないし、とにかくいらないものは映さないし説明しない。展開もサクッと時間を飛ばしたり、意味深に家族写真アップにしたり。なんかあるのか?とこっちの意識をモヤモヤさせる。ホラー部分は割とよくできていて、うつろな顔のおばちゃんが画面の向こうからゆっくり近づいてきたり、大男が友達の後ろからのそっと現れたり、なんかよくわかんないけど、怖いものが来てるって感が出ていてちょっと怖いです。ストーリー展開なんかは全然スッキリしないんだけど、アメリカでの評判が高いぶん、終わった後も、これは何か色々なメタファーとか暗示とか、そーゆうことか!的なものがあるに違いないと、なんかネット検索したくなりますが、色々読んでも大してスッキリはしません。ちなみに、監督はこれは性病のメタファーではないと言っていたそーです。観終わった後、冷静に考えると、個人的に面白さとしては普通かな。ただ絶賛してる人もいるので観る人を選ぶ映画かな。
【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-08-19 19:46:43)(良:2票)
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