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《ネタバレ》 いじめられっ子復讐譚としては、なんとも穏やかな淡い印象。メイドのウニはどんな理不尽も己の中で昇華してしまう聖女のような女性。あまり大人しいので「そのように見せて観客をだましておいて、全てをひっくり返す驚愕のラストが待っているに違いない」と思って観ていたらあまりに地味な復讐方法に拍子抜けしてしまった。「キャリー」や「わらの犬」のようなカタルシスを期待するべきではなかった。あれではあのいい気な金持ち様どもにはかすり傷ほどのダメージも負わせられないだろう。彼女の心理の変化も描けていないし、E.A.ポーの「ちんば蛙」を思わせるラストもいまひとつキレがない。素晴らしいのはヒロインが野ションで尻を出したり、乳を出したり、フェラチオをしたりするシーン。ありのままをありのまま描くことにてらいが無いのが韓国映画の気持ちいいところ。人間を見つめるという事に於いて真摯なところがあるからだろう。
【皮マン】さん [映画館(字幕)] 4点(2011-09-11 20:35:49)
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