ULTRAMAN の 伊達邦彦 さんのクチコミ・感想

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ULTRAMAN の 伊達邦彦 さんのクチコミ・感想
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レビュー情報
《ネタバレ》 この作品は「海外のコミック原作映画がヒットしている。外画に負けないものを日本オリジナルヒーローでつくろう」という意気込みでつくられた…
ハズでした。

まず、ビジュアルに衝撃がほとんどない。
「おお!?」とか「ええーっ!?」ってのがなーんにもない。
航空自衛隊の全面協力なのだから、F15Jイーグルのカッコイイ映像が見られるかと期待したが、そんなのもゼーンゼンない。
CGに関しては頑張っているんですが、着ぐるみ格闘戦がオハナシにならないレベル。
大画面でウルトラマンらしき巨人と、やたらゴテゴテした安っぽい怪獣が「どつきあい」をしているだけ。
テレビでやってる平成ウルトラシリーズと変わらないことを、映画の大スクリーンでやるな!
平成ガメラ・シリーズを100回観て勉強しなおしてこいレベル。

そして、役者の演技がTVドラマチックです。
リアルな息遣いや表情がなにも感じられない。
リアルな演技がコア(核)にあるからこそのSFマインドの輝きが増すというのに、
これまたテレビの平成ウルトラシリーズのレベル。

次に、ドラマ部の構図であったり照明が、これまたTVドラマの延長線上。
ドラマ部でさえこうなのだから、特撮部はもっと酷い。
たとえば、ザ・ワン初登場シーン。
細部までよーく見えるんだ、これが。
もっとコントラストを強めて、フォッグたいたりして、謎の敵みたいな怪奇感を高めるとか、そういう努力ゼロ。
たとえば、ザ・ワンVSネクストの初戦。
土埃や爆風や煙などによって、もっともっと埃っぽくザラザラした映像の中で見せることにより、緊迫感を高めようとか、そういう努力ゼロ。
かの迷作『デビルマン』の手術室照明(無影灯)と同じミスを今作も犯している。

他の方も指摘してますが、音楽がこれまた安っぽい。
冒頭、スクランブル発進した主人公が、アンノウン(正体不明)の「赤い光」に衝突!
の時にかかってた安っぽいロックで「ダメだ、こりゃ…」とがっくりと肩を落とすしかありませんでした。

2点は、最後の戦いにおける板野サーカスにのみ捧げました。
伊達邦彦さん [映画館(邦画)] 2点(2008-05-09 04:05:04)(良:2票)
伊達邦彦 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2017-07-22ジョン・ウィック:チャプター28レビュー6.05点
ジョン・ウィック8レビュー5.90点
2016-03-21電人ザボーガー7レビュー6.66点
2016-01-24リアル鬼ごっこ(2015)3レビュー4.22点
2015-11-14サイレントヒル:リベレーション3D4レビュー4.66点
2015-10-14アタック・ザ・ブロック7レビュー6.54点
2015-10-14ロンドンゾンビ紀行6レビュー5.66点
2015-10-14ファイナル・デスティネーション7レビュー6.78点
2015-10-14アドレナリン(2006)8レビュー6.22点
2015-10-14ハンナ5レビュー5.00点
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