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昔はスポ根の名作が多かったけど、最近はスポーツじゃなく音楽がテーマの作品が増えたように思う。
ミュージック根性ものみたいな感じでしょうか。 根性論なんて古臭いかも知れないけど、スポーツでも音楽でも気持ちの強さは大切なはず。 JAZZという馴染みのないジャンルを描いた作品だったけど、熱い想いが心に突き刺さった。 スポ根なら試合に勝ったりすることで凄さを伝えられるけど、音楽に勝ち負けは無い。 だから、演奏する曲にどれだけ説得力を持たせられるかが大切だと思う。 JAZZの知識のない僕のような素人ですら涙が溢れて仕方なかったので、その点に関しては満点だと思った。 3人それぞれにキャラが立っていて、苦悩や努力の積み重ねが感動的な演奏に繋がっていたんだろうな。 上京する前にもそれぞれの物語がありそうだったけど、その辺りは詳しく描かれていなくて残念。 2時間で纏める為にカットされた部分があったとしたらモッタイナイ。 ストーリー展開が駆け足の印象でトントン拍子に進み過ぎのようにも感じた。 もう少し時間を掛けて上手くなっていく過程とか描いて欲しかったかな。 JAZZバージョンのあしたのためにその1みたいなのをもっと見たかった。 たぶんこの3人の中でいちばんの天才は玉田で、成長力が凄過ぎる。 サッカーやってたのでキックが強いとか、特殊能力みたいなのがあるのかと思ったけど、全然違った。 あの店の凄さはよくわかってないけど、大学で音楽を始めた人が立てる舞台ではないはず。 それでも、ラストの演奏は本当に凄かったので、必死に練習して頑張ったんだなと思ったら泣けてきた。 【もとや】さん [インターネット(邦画)] 9点(2024-09-04 00:38:10)
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