トラップ(2024) の ころりさん さんのクチコミ・感想

タイトル名	トラップ(2024)
製作国	米
上映時間	105分
劇場公開日	2024-10-25
ジャンル	サスペンス,犯罪もの,ミステリー

《ネタバレ》　娘がいる父親としては、娘が熱望してたコンサートに付き添いで行ったら、そこで連続殺人鬼の大捕物が・・という話の展開に、巻き込まれ系の話か〜自分だったらやだな〜と思っていたら、まさかの父親が連続殺人鬼。冒頭ちょっとだけ感じていた感情移入要素が一気にゼロになり、あとは親父の頭の悪い脱出劇（「あの床の下、行ってみない？」には笑った）には苦笑続きだし、それにしてやられるFBIもどうなのかとは思ってみていたら、唐突に視点がまさかのライブの主役歌姫へと入れ替わり、最後は夫婦サスペンスというドタバタ展開。このあたりの視点の目まぐるしい展開はスマートさには欠けるのだけれど、なぜか憎めないのがシャマラン流。

やたら本格的なシャマラン娘のライブも見られますが、これは誰得なのかな。自監督・プロデュース作で娘の曲の宣伝かよと思わなくもないですが、曲やダンスも意外と悪くない（が、最先端にカッコいいわけでもないのがツボ）。ストーリーやトリックも突っ込めばきりがないですが、それも含めてのエンタメと考えるべきか。他の方のレビューにもあるように、これは壮大なトラップだ、と思って見ていると結構肩透かしをくらうので期待もほどほどに。でもやっぱり憎めない。そういう作品です。